「Claude Codeって、結局なにができるの?」
導入する前、僕が一番知りたかったのはこれでした。機能の一覧は公式を読めば分かります。でも「非エンジニアが実際にどこまで到達できるのか」が、どこにも書いていませんでした。
なので、僕が今この瞬間に動かしているものを全部書きます。構想でも予定でもなく、実際に稼働しているものだけです。
僕はエンジニアではありません。 プログラミングを仕事にしたことは一度もありません。
実際に動いているもの
① 自分専用の指示書(13個)
「記事の企画を出すとき”だけ”読む指示書」のようなものを、作業ごとに作ってあります。中身はプログラムではなく、普通の文章で書いたルールです。
| 分類 | 内容 |
|---|---|
| 企画 | 記事の企画出し、構成テンプレの適用 |
| 執筆 | テンプレに沿った下書き作成 |
| 画像 | サムネイル生成、サイトへのアップロード |
| 投稿 | 記事の入稿、告知文の作成 |
| 分析 | アクセス解析、月次レポート |
| 戦略 | 現状診断、次の打ち手の優先度付け |
呼び出す必要はありません。「企画出して」と書けば、該当する指示書が自動で読まれます。
② 定時実行(3本)
決まった時刻に、僕がいなくても動きます。
- 毎朝6:53 — その日の投稿案を作る
- 毎晩21:17 — 反応する候補を集めて、返信案まで作る
- 日曜20:43 — 1週間の数字をまとめてレビューを書く
朝起きると、その日の分ができています。ゼロから考え始めなくていいというのが、会社員には効きます。
3本目の週次レビューが、実は一番効きました。やりっぱなしにならないからです。
③ WordPressへの自動投稿
手元のテキストファイルを、コマンド1つでサイトの下書きにします。
python3 wp_client.py draft article.md
→ 下書き作成: id=112
見出し・表・リスト・コードが崩れずに入ります。管理画面を開く必要がありません。
④ サムネイルの自動生成
記事のタイトルとカテゴリを渡すと、決まったデザインの画像ができます。サイズも配色も文字位置も固定なので、毎回同じ品質のものが出ます。 ここは完全に手放しました。
⑤ ブラウザ操作による入稿
外部の投稿サイトを、ブラウザごと自動で操作します。ログイン済みの状態を借りて、画面を開き、本文を流し込み、公開設定の直前まで進めます。
これが一番むずかしく、一番時間を溶かした部分です。
それで、何が変わったか
正直に書きます。
記事1本あたりにかかる時間が、3分の1以下になりました。
平日の夜に1時間しか取れない状況で、1本に3日かかるか1日で済むかは、続けられるかどうかを分けます。会社員にとってはここが決定的でした。
一方で、変わらなかったこともあります。 それは次に書きます。
自動化できなかったこと
ここが一番大事だと思っています。
① 材料がなければ、何も生まれない
これが最大の限界です。
Claudeは、僕が体験していないことを書けません。当たり前ですが、始める前は誤解していました。「AIに書かせれば記事が量産できる」と思っていた。
実際は逆で、書けるかどうかは「自分が何をやったか」で決まります。 手を動かしていない週は、書くことがありません。
速くなるのは「体験を文章にする工程」だけです。体験そのものは自分で作るしかありません。
② 面白いかどうかの判断はできない
文章として整ったものは出ます。それが読まれるかは別の話です。
自分では良い出来だと思ったのに全く読まれなかった記事があります。逆に、軽い気持ちで書いたものが一番読まれたこともあります。
③ 量を出しても、比例して結果は増えない
これは実際に確かめました。30本書いて、売上は1,080円でした。
10本の時点と30本の時点で、月の売上はほとんど変わっていません。速く書けることは、正しいものを書くことの代わりになりませんでした。
④ 判断そのもの
「今日はどれをやるべきか」「この施策を続けるか」を自動化すると、それらしい答えは出ますが、結果が良くなりません。
自動化すべきは判断の材料集めであって、判断ではありません。
自動化してはいけないもの
3本運用して確信した線引きです。
| 自動化していい | してはいけない |
|---|---|
| 案を出す | 公開・送信すること |
| 情報を集める・整理する | 相手のいるやり取りの中身 |
| 数字をまとめる | 良し悪しの判断 |
| 下書きを作る | お金が動く操作 |
判断に迷ったときの基準は1つです。
失敗したとき、自分だけで回復できるか。
回復できるなら自動化していい。他人が絡んで回復できないなら、しない。今のところこの基準で間違ったことがありません。
下書きまで自動、公開は手動。 これで自動化の利点はほとんど得られて、事故の大半は防げます。
始めるなら、どこから
全部いっぺんに作ろうとしないでください。僕は順番にやりました。
- 環境を動かす(ここで折れる人が一番多い)
- エラーの読み方を覚える(技術ではなく、読み方を知らないだけ)
- 前提情報をファイルに置く(毎回説明しなくて済む)
- 1つだけ自動化する(定時実行を1本だけ)
- そこから増やす
具体的な手順は個別に記事にしています。
→ Claude CodeでWordPressに自動投稿する方法 → Claude Codeをcronで定時実行する方法
まとめ
- 動いているのは指示書13個・定時実行3本・WordPress自動投稿・サムネイル生成・ブラウザ入稿
- 効果は「1本あたりの制作時間が3分の1以下」。会社員にはここが決定的
- 最大の限界は、自分が体験していないことは書けないこと
- 量を出しても結果は比例しない。30本書いて1,080円が実測
- 下書きまで自動、公開は手動。 基準は「失敗したとき自分だけで回復できるか」
環境構築でつまずいた話、エラーの読み方、ブラウザ操作で詰まった全記録、そして5ヶ月の実数字まで、1冊にまとめました。稼ぐ方法は書いていません。 書ける実績がないからです。
書いたのは、AI知識ゼロから「自分で作れるようになる」までの過程そのものです。
→ AI知識ゼロの会社員が、Claude Codeで自分の仕事を自動化するまでの全記録(¥5,000)
「はじめに」と第1章の一部は無料で読めます。サポートが付いていないことも、そこに書いてあります。合わないと思ったら買わないでください。

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