「AI副業」で検索すると、稼げた話がたくさん出てきます。
僕の結果を先に書きます。5ヶ月で1,080円でした。
謙遜でも、掴みのための数字でもありません。実数です。この記事では、その内訳と、なぜそうなったのかを全部出します。
同じことを始めようとしている人が、同じ5ヶ月を使わずに済むように書きました。
5ヶ月の実数
隠す数字はありません。順に並べます。
売上
- 3月:¥480
- 4月:¥300
- 5月:¥300
- 6月:¥0
- 7月:¥0
- 累計:¥1,080(購入3件)
直近2ヶ月はゼロです。 右肩上がりでも横ばいでもなく、減っています。
積み上げたもの
- 公開した記事:30本以上
- 記事の累計閲覧数:983
- SNSフォロワー:711
記事30本で累計983ビュー。1本あたり平均33ビューです。
かかった費用
- AIツール:¥15,000/月
- SNSの有料プラン:¥1,270/月
- 合計 ¥16,270/月 × 5ヶ月 = 約¥81,000
売上¥1,080に対して支出¥81,000。差し引き約8万円のマイナスです。
なぜこうなったのか
原因は3つに絞れました。全部、始める前に気づけたはずのことです。
① 計算が成立していなかった
目標を「月30万円」と置いて逆算します。
1本300〜700円の記事で月30万円を作るには、月に約880本の販売が必要です。
購入率を2%としても、月に44,000回読まれる必要があります。 当時の実績は月60回程度。約700倍。
これは努力で埋まる差ではありません。 僕は5ヶ月間、成立しない計算式の上で頑張っていました。
この計算は5分で終わります。始める前にやるべきでした。
② 「動いている数字」を成果だと思っていた
これが一番痛い発見でした。
記事を告知したとき、SNSの画面に「82」と表示されていました。僕はこれを「82人が記事を見に来た」と読んでいました。
違いました。 これは「82回、画面に表示された」という数字で、リンクをクリックした人の数ではありません。
実際に記事側を確認すると、告知した日の流入はほとんど増えていませんでした。
つまりこうです。
- 告知する → 表示回数が増える → 数字が動く → 手応えを感じる
- でも実際には、誰も読みに来ていない
手応えだけがあって、結果がない状態を5ヶ月続けていました。 サボっていたなら分かりやすい。毎日やっていて、数字も動いていて、それでも意味がなかった。
表示回数、いいね、フォロワー。これらは動きます。動くと安心します。でもそれが売上につながっているかは、別に確認しないと分かりません。
③ 本数を追った
30本書いて¥1,080。10本の時点と30本の時点で、月の売上はほとんど変わっていません。
本数と結果が比例しませんでした。
AIを使えば1本あたりの制作時間は3分の1になります。これは事実です。でも、速く書けることは、正しいものを書くことの代わりになりませんでした。
速くなった結果、僕は「間違ったものを、速く、たくさん」作りました。
効かなかった施策トップ3
数字が出た今なら、はっきり分かります。
- 記事の量産 — 30本で¥1,080。本数は効かない
- 記事の告知投稿 — 5ヶ月やって流入はほぼゼロ
- 大きな投稿への反応 — 反応が多い投稿ほど自分のコメントが埋もれる
3番目は実測しました。
- 元の投稿の反応63,700 → 自分のコメントが見られた数 31
- 元の投稿の反応3,100 → 120
規模が20分の1の投稿のほうが、4倍見られていました。 「大きいところを狙う」という直感が、そのまま逆でした。
何に時間を使っていたか
体感での配分です。正確な記録は取っていませんでした。 これ自体が失敗の一つです。
- 記事を書く・整える:約5割
- 仕組みを作る:約3割
- 発信する:約1割
- 数字を見て考える:約1割
8割が「作ること」に消えています。
作る作業は手応えがあります。記事が1本増える、仕組みが1つ動く。一方、数字を見て「この方向で合っているのか」を考える作業は、何も生まれた気がしません。しかも大抵、結論は「うまくいっていない」です。
だから無意識に後回しにしていました。そして5ヶ月経ちました。
そこから変えた3つのこと
単価を上げた
必要な販売数は、単価を上げれば減ります。当たり前ですが、気づくのに5ヶ月かかりました。
- ¥500 → 月30万に600本必要
- ¥5,000 → 60本
10倍にすれば、必要な数は10分の1になります。 60本も簡単ではありませんが、880本よりは現実の話です。
量産をやめた
新規記事の執筆を止めました。30本で結果が出なかったものを、31本目で変えられるとは考えにくいからです。
見る数字を1つに絞った
表示回数、いいね、閲覧数、フォロワー。全部見ていたので、どれかが動いていれば安心できてしまいました。
今は1つだけ見ています。 残りは意図的に見ないことにしました。
これから始める人へ
僕がもう一度ゼロからやるなら、順番を変えます。
- 先に「何を売るか」を決める — 僕は売るものがないまま5ヶ月過ぎました。順番が逆でした
- 計算が成立するか最初に確かめる — 目標額 ÷ 単価 = 必要販売数。5分で終わります
- 最初から記録を取る — 売上、閲覧数、そして使った時間
- 手応えのある作業を疑う — 作る作業は楽しく、数字を見る作業はつまらない。だから仕組みで強制する
それでも、無駄ではなかったこと
正直に書きます。事業としては失敗です。
ただ、この5ヶ月で、AI知識ゼロだった僕は自動化を自分で組めるようになりました。エラーを見ても手が止まらなくなりました。作りたいものがあれば、形にする方法が分かるようになりました。
それは売上とは別に残ったものです。
実際に何がどこまで動いているのかは、別記事に全部書きました。
→ Claude Codeでどこまで自動化できるか|実際に動かしている全体像
その過程と、実際に動いている仕組みの作り方を、1冊にまとめました。稼ぐ方法は書いていません。 書ける実績がないからです。書いたのは、AI知識ゼロから「自分で作れるようになる」までの全記録と、この記事の数字がなぜ生まれたのかの詳細です。
→ AI知識ゼロの会社員が、Claude Codeで自分の仕事を自動化するまでの全記録(¥5,000)
「はじめに」と第1章の一部は無料で読めます。 サポートが付いていないこと、稼ぐ教材ではないことも、そこに全部書いてあります。合わないと思ったら買わないでください。
まとめ
- 5ヶ月の売上は¥1,080(3件)。ツール費は約¥81,000。約8万円の赤字
- 記事30本で累計983ビュー。本数と結果は比例しない
- 「1本500円で月30万」は月880本必要で、計算として成立していなかった
- 表示回数はクリック数ではない。 手応えだけがあって結果がなかった
- 効かなかったのは量産・告知投稿・大きな投稿への反応
- 変えたのは単価を上げる/量産をやめる/見る数字を1つに絞る
同じ5ヶ月を、もっと短くできるはずです。


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